もう少しで「ぼくは勉強ができない」が読み終わる。
読みながら、気がついたらよくやっているイメージトレーニング「自分が教師になったときに起こりうる問題に対する対処案作成」をやっていた。
考えてもすぐ忘れるから、これからは日記に書いておこうと思う。
サクセスストーリーであることが多いがご了承願いたい。
同時にぜひ客観的な意見が聞きたいので、感想をお願いします。
とりあえず、記念すべき第1回は(笑)
「新学期最初の、または転校生で自己紹介ができない子がいたら」
まず無理に頭を下げさせるのはよくない。
いま読んでる本から学んだことだが、確かに頭を下げることは人に無理矢理させられるものではない。
できない子にはその場では無理にはやらせない。
その子に宿題(目標)として与えようと思う。
そうすることによって、次の日からいじめが発生する可能性がある。
それに対してはまた後で述べたい。
その日のうちに生徒と面談。
おそらく当たり前の「なぜ何にも言わないんだ」
なんて事聞いても生徒は何も答えないだろう。
答えは、
「言えないから」
だから。
言えないことに生徒は困っているのだ。そこで俺は違うことを尋ねてみる。
「自己紹介はできるならやりたいだろ?」
大方の生徒はイエスだろう。
ここで自己紹介をすることによって誕生するプロセスを話して生徒を一押ししようと思う。
自分の名前を言うことによって、周りの人が自分が誰であるかを少なからず記憶してくれる。
それによって生まれるメリットは、
相手が誰か分かっていることにより相互ともに会話がしやすくなる
→いろんな人との会話によりクラスに親近感が生まれる
→(教師の最初のクラス作りがうまく行けば)生徒がぶつかり合いを繰り返しながら、様々なことを相手から学び、自分のことを知ることができたり、ぶつかり合った相手との間に、同時にクラス全体に一体感が生まれる。
生徒により自発的にクラスが形成されるのだ。
相手の名前がわかっている方が知らないより話しやすいなんてことは、誰もが意識してないとしても理解してくれるだろう。
うまく行き過ぎのようにも思うが、十分起こりうることであるし、こうならなければいけないのだ。
もう一つ付け加えて生徒に話をする。
自分の名前を周りの人に声に出して伝えるということは、自分を大切にすることにつながるものだ、という話したい。
そもそも声とは地に足を着けて発する。
地に足を着けているのは生きている証拠だ。
そして、自分の名前を言うということは、自分はいまここに立って生きている!と一番表現できることだと思う。
自分は生きていると意識・実感することは自分を大切にすることにつながるだろう。
人間一人一人が持つ最高の宝物は「言葉」だと思う。
声に出すということはとても大切だということも伝えたい。
頭の中で考えていることも声に出すことによって、さらに意識できたり、新たな発見があったり、記憶に残せたりするものだ。
そして先述のいじめの可能性だが、未然に防ぐためとともに、いま述べたことは伝えたいことであるから、全員に話して理解を得たいと思う。
できれば自己紹介ができない子ができるようになるまで、さっきのことをより深く理解してもらうためにもクラスの生徒全員に自己紹介をやってもらいたい。
これができたなら、一気にクラスの連帯感が生まれるんじゃないかと思う。
以上が俺なりの対処法だ。
今回はそれなりにいい結論が出た気がする。
いつも考えていることよりテーマが軽いというのもあったと思うが…
こういうことをやるようになったのは、去年の夏明けくらいからだろうか。
もう今まで何回やったか分からない。
中にはかなり難しいテーマでやったりして悩んだものだ。
結局答えは出なかったが、答えが出なくても当然な問題もあるものだ。
その時なりの考えを今読み直したいなぁ・・・
何人かの人とは議論も交わした。
そのたびに新たな発見があったのを覚えている。
高橋君とチャットで「ハンセン病についてどう生徒に話をするか」について議論したことはかなり覚えている。
教師である以上、変な話し方をすれば思想的な問題があると学校側から指摘される、と高橋君から言われて、自分なりの答えはそれで崩れた。
ほんとに難しい・・・
あのときは相当あのことで考えた。
未だに考えている。
こんなことしても無駄なくらい、現場はもっと厳しいことは分かっている。
しかし、大学卒業してなんの目標もなしに教師になったやつが受け入れられる時代は終わったし、そんなやつは居てはならないと思う。
一日たりとも気を抜いてはならない。
教師が気を抜いてる間に、自殺してしまう子だっているのだ。
とりあえずは「大学生」の俺が考えた指導案を持って教師になりたい。
すぐさま打ち砕かれても構わない。
1から考え直せばいいのだから。
教師の仕事とはその繰り返しなんだと思っている。

携帯の充電が切れたから学校のパソコンから書き込んだ。
あぁ・・・早く帰りたい。
本はさっき読み終わった。
ほんとに良い本だった。

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kei

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